埼玉県・秩父夜祭りとは!秩父神社と武甲山とお諏訪様の驚くべき関係

2023/11/13

埼玉県秩父市で毎年12月2日、3日と開催される秩父夜祭りをご存知でしょうか?
 
 
秩父の総社、秩父神社の例大祭です。
この記事では、秩父夜祭りとは!秩父神社の神様の驚くべき関係を説明していきます。
 
 
秩父夜祭りを絢爛豪華な山車や、威勢のよいお祭りで賑やかだと思っていた方も、違った視点からみることができて、楽しめるのではないでしょうか。
 
 
今年はぜひとも秩父夜祭りにでかけたくなることでしょう。
 
 
 

秩父夜祭りとは!どのようなものでしょうか

 
 

 
 
京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに「日本三大曳山祭」に数えられ、
毎年、12月2日(宵宮)・3日(大祭)の日程で行なわれます。
 
 
祭礼当日は絢爛豪華な2台の笠鉾と4台の屋台が曳行されます。
 
 
クライマックスは3日の夜で、最大20tもある笠鉾・屋台が団子坂(だんござか)と呼ばれる急坂を曳き上げられる様子は迫力満点です。
 
 
この祭りは江戸中期、秩父神社に立った絹織物の市、「絹大市」(きぬのたかまち)の経済的な発展と共に、盛大に行われるようになりました。
 
 
その後日本を代表する祭りとして知られるようになりました。
 
 

秩父夜祭りとは!ユネスコ無形文化遺産に

1962年には「秩父祭屋台」として国の重要有形民俗文化財に指定されました。
 
 
2016年(平成28年)12月1日午前2時2分、ユネスコ政府間委員会の協議により、
山車と花火の調和で美しい情景、繊細で技術力が高いと評価され、
 
 
「秩父祭の屋台行事と神楽」を含む『山・鉾・屋台行事』33件が、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
 
 
 

秩父夜祭りとは!秩父神社と武甲山とお諏訪様の驚くべき関係

 
 

 
 
そして、秩父神社は、立派で有名ですが、実は、武甲山のお妾さんだったということはご存知でしょうか?
 
 
12月3日の夜祭をめぐっては、今でも地元に語り伝えられる神話があります。
 
 
それが語るには、秩父神社の女神様、武甲山の男神様で、互いに相思相愛の仲であります。
 
 
ところが残念なことに、武甲山の男神様の本妻さんが近くの同じ町内に鎮まるお諏訪様なので、
毎晩逢瀬を重ねるわけにもいきません。
 
 
かろうじて夜祭の晩だけはお諏訪様の許しを得て、年に1度の逢引きをされるというものです。
 
 
神様なのにお妾さんがいるってどういうことでしょうか。
驚きますね!
 
 
12月2日夜7時になるとに「お諏訪渡り」という神事が行われ、神職や祭り関係者が参列し、祭りの開催などを祈祷します。
 
 
翌3日の晩には、神幸行列を先導する六台の笠鉾と屋台も、この諏訪社に近い地点を通過するときには、勇壮な屋台囃子の鳴りをひそめて静かにする例が守られてきました。
 
 
屋台囃子をやめるのは、逢引きが見つからぬように静かに通過するためである、と地域では伝えられています。
 
 
事が全て順調に運べば、妙見様と武甲山の神は、秩父市役所近くの秩父公園に祀られている亀の子石(亀の石像)で再会するのです。
 
 

秩父夜祭りとは!まとめ

 
 

 
 
寒い時期の夜の賑やかなお祭りだと思っている方が多いと思いますが、このような神話があったのには驚きますね。
 
 
絢爛豪華な笠鉾や屋台と、多数の露店の楽しみの他にこの神話を知ると、2日の「お諏訪渡り」の神事の視点が変わってきそうですね。
 
 
午後7時少し前から番場通りを笛と太鼓とともに、提灯を持った行列がお諏訪様に向かいます。
ぜひ、2日の神事からお楽しみください。

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なっちゃんのプロフィール

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